2010年09月04日
せんろはつづく
金曜日に小学校での読み聞かせをしてきました。
今日は2年生。
どんな本にするか散々迷った挙句、選んだのがこれ。
文字数、ページ数ともに少なく、ひらがなさえ読めれば幼稚園児でも読むことが可能です。
それでもこの本にしたのは、この本が問いかけ→応え、となっているから。
「山がある、どうする?」と問われて考える。答えは「トンネルをほろう」なのだけど、「まわりみちするのかなぁ」「木を切っていくのかなぁ」とイマジネーションを膨らませる、というのはやはり読み聞かせの魅力のひとつであるかな、と思って。自分で読むとそのままページをめくってしまいがちなので。
本当に短い本なので、それこそ物の5分で終わってしまい、次の本…と思ったら、クラスでもひときわ体の大きな男の子が「もう1回それがいい!」と。
結果的には違う本(ちなみに「でこちゃん」でした)にしましたが、「あぁ、この本にしてよかったなぁ」と感じた一瞬でした。
読み聞かせ後、教頭先生も交えて雑談。
今回ためになったなぁと思った話は、やはり読み聞かせと読書は別物であるということ。
5,6年生ともなると普段読む本も文字ばかりで、たまに絵が出てくる程度。しかし、こういう読み聞かせだと自分で読むわけではないので絵や韻のリズムなどに目や耳が行き、「あぁ本って面白いよね」と本の違う魅力を再確認できる、という話。
次回は5年生。
このことを心の片隅において本探ししようと思います。